立ち合いで“報復”エルボー 横綱白鵬の相撲はもはやプロレス

公開日: 更新日:

 左のフックから右のエルボーという変則ワンツー。これがプロレスのリングならば何も問題ないが、土俵上となれば話は別だ。

 横綱白鵬(30)がまたもや暴力相撲を見せつけた。夏場所7日目(16日)の佐田の海戦、立ち合いで左の張り手を見舞うと、間髪入れず右ヒジで相手の顔面を強打。ひるんだ佐田の海を送り出して難なく仕留めた。

 白鵬は支度部屋で「(相手の)アゴを上げてから流れをつけようと思った」と得意満面。立ち合いの張り手はともかく、顔面狙いのヒジ打ちは相撲では「かち上げ」とは呼ばない。一体、これのどこが相撲なのか。

 しかも、白鵬はこの対戦の前から急に右ヒジにサポーターを巻き出した。取組後に「痛み? 多少はある」と話したものの、痛めているヒジを武器にしたのだから笑止千万。

 ある角界OBは「先場所の報復だろう」と言う。

「春場所で白鵬は佐田の海に一時は土俵際まで攻められたからね。白鵬は負けたり苦戦した相手を、次の本場所で痛めつけることが多い。普通、横綱の『かわいがり』といえば出稽古や巡業中に行うもの。稽古でコテンパンに叩きのめして、『この人にはかなわない』という意識を植え付ける。最初からケガをさせるような荒っぽい相撲とはわけが違う」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃