パット、キャディー…松山英樹とスピースの“決定的な違い”

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 タフな設定のメジャーで役立つわけだ。またスピースは構えたら0.5秒ぐらいでテークバックが始動と、リズムが速い。ところが、松山の場合はテークバックの始動まで4秒前後と遅い。

「大事なパットは時間をかけて『慎重に打った方がいい』というアドバイスもあるが、時間をかけるほどに筋肉が緊張し、手がスムーズに動きづらくなる。意外と思うかも知れないが、スピースのように、『構えたらサクッと打つ』という方が手がスムーズに動かせるし、時間をかけない方がプレッシャーもかかりづらくなる」(前出のマーク金井氏)

 データにも2人の差が出ている。スピースの平均パット数27.55は米ツアーランク1位。対する松山は28.70で同71位。

 ゴルフライターの吉川英三郎氏がこう言う。

「スピースは15歳から同じパターを使い続けています。それだけパッティング技術に自信があるということでしょう。しかも、スピースの専属キャディーは以前、数学の教師をしながら大会会場でキャディーのボランティアをしていて、誰よりもこのコースを熟知しています。難しい芝目も読み切ってくれる。スピースにとってこれほど頼もしいことはありません」

 松山のキャディーは大会直前になってスピースのキャディーにコース情報を聞いたというが、要するによく知らないということだ。パットの技術が高く、しかも有能なキャディーを味方につけるスピースと、松山の決定的な差がよくわかる。

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