ヤクルト浮上のカギ 期待増す5番・雄平に「適当」のススメ
これが復活のきっかけになるか。ヤクルトの雄平が10日のDeNA戦で勝ち越しの適時打を含む2安打を放って勝利に貢献した。
投手から野手に転向して5年目の昨季は、自己最高の打率.316、23本塁打、90打点をマークしてブレーク。今季は開幕4番を任されるまでになったが、ここまで打率・237、4本塁打、34打点と成績は今ひとつ。8日の巨人戦ではスタメン落ちも味わった。
チーム関係者が「とにかくマジメ」と口をそろえる性格が災いしているのかもしれない。
先日のスタメン落ちの際、宮出打撃コーチは「まじめに一生懸命に野球をやる一方で、ダメだと思いつめて、どんどん悪い方にハマっていくところがある。ベンチから野球を見たり、練習を休ませたり、気持ちの部分で切り替えてくれたら」と話していた。
首脳陣は9日のピックアップ練習も休ませた。この日の結果を見ると、「積極的休養」が奏功したようだ。
10日には、19本塁打、58打点のリーグ2冠を走る畠山が左足の筋挫傷で登録抹消されたが、幸いにも軽傷だ。同日には、左足手術でリハビリ中のバレンティンが日本に戻ってくるのは8月中旬以降になることも判明。