早実・清宮は“真の怪物”なのか プロスカウトがシビアに評価

公開日: 更新日:

「清宮は体のキレ、躍動感、スピード、バネ、パワーがまだ物足りない。全体的にボテッとした印象で力強さが感じられない。打つポイントも彼らとは異なる。先天的な長距離打者は打つポイントが前にある。腕が伸び切って力が最もボールに伝わる点でボールをとらえていた。が、清宮は違う。どちらかといえばポイントが近い。大谷のようなタイプ。広角に打ち分ける中距離打者ですね」

 本紙コラム「鬼の視点」でおなじみの横浜高元部長・小倉清一郎氏も「春に本塁打したスイングを見ると、右手が一度も伸びていない。オープンスタンスで構えていてインコースを意識しているのは分かるが、右手を畳みながら打っている。巨人の坂本のように、内角球のひとつの打ち方ではあるけど畳み過ぎ。右手の引っ張りが弱く、バットのヘッドが残らないと打球の力強さは半減する。インパクトの瞬間は右手を伸ばし、ヘッドを立たせるのが基本。これから135キロ以上の投手の内角に対応するために大事なこと。1年春の段階では、教え子の筒香(DeNA)の方が打撃フォームはスムーズだったように思う」と技術的な部分を指摘している。

 幼少期から清宮を知る某プロ野球関係者が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢