ヤンキースに緊急事態 投手陣牽引の右腕ピネダがDL入り
ヤンキースに緊急事態である。
開幕からローテーションを守り通してきた先発右腕のピネダ(26)が30日(日本時間31日)、右前腕の張りを訴えて15日間の故障者リスト(DL)入り。この日、予定していた敵地アーリントンでのレンジャーズ戦の登板を回避した。
ここまでピネダは19試合(計118回)に登板し、イオバルディ(10勝)に次ぐチーム2位の9勝(7敗)をマーク。不振のサバシア、故障で離脱した田中の左右の両エースに代わってヤンキース先発陣を支えてきた。今後は今季序盤に14試合に先発した救援右腕のウォーレン、マイナーから若手投手を昇格させて急場をしのぐとみられる。
ヤンキースは現在、2位オリオールズと6ゲーム差でア・リーグ東地区首位に立っている。ここまでエース級の働きをしてきたピネダが戦列を離れたことで、ヤンキースの3年ぶりのポストシーズン進出は雲行きが怪しくなってきた。
投手陣の疲労がピークに達する今の時期にこそ働くべきなのは他でもない田中だ。昨年から故障が相次いでいるだけに、首脳陣の配慮から今季は中4日での登板はわずか1度。大半が中5日と休養十分でマウンドに上がっているだけに、毎試合それなりの投球をして当然だ。