熱血指導に部員からの反発は? 大阪偕星・山本監督に聞いた

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 現代版「スクールウォーズ」といわれているのが、13日に2回戦を戦う大阪偕星(大阪)。他校には進学できなかった問題児を集め、熱血先生が体当たりで指導する姿はドラマそのもの。山本晳監督(47)が「練習量は大阪で一番」と胸を張るように、午前1時まで練習することもあるという。これまで多くの不良を更生させてきたといわれる山本監督に話を聞いた。

――監督は「不良学校」と呼ばれていた倉敷高校の指揮を執っていましたが、当時と比べて11年の就任当初はどうでしたか。

「そりゃもう、大変でしたよ。さすがに倉敷の最初のように、制服の前を開けて金色のネックレスをジャラジャラさせているような子はいませんでしたけど……。ウチの前任者に聞いたら、『前はもっと凄かった』なんて言われました。とにかく荒れていましたね」

――部員の反発はありませんでしたか。

「ありましたよ。なにせ野球の前に、最低限の社会常識や礼儀などから教えなければいけませんでしたから。就任当初は僕も強い口調で怒鳴ったり、子供たちから『やってられねえ!』といったようなことを言われたこともある。でも、僕の主張が正しく、彼らがむちゃくちゃを言っているのは、誰が見ても明らかでしたからね。根気強く、彼らに正面からぶつかって、男同士腹を割って話すんです」

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