マイコ離脱の巨人 菅野を「中4日」フル回転起用の緊急事態

公開日: 更新日:

 巨人に緊急事態が発生した。マイルズ・マイコラス(27)が23日、蓄積疲労のため、登録を抹消されたのだ。

 ここまで17試合に登板し、リーグトップタイの10勝(3敗)、勝率.769も1位、防御率1.83は2位と抜群の安定感を誇っていた。前回18日の阪神戦で1失点完投。新外国人としては球団新記録となる8連勝を飾っていた。原監督が最も頼りにしていた男の緊急離脱に斎藤投手コーチは「疲れを取って戻ってきてくれるのを待つだけ」と残念そうだった。

 肩、ヒジの故障でないものの、巨人にとってはまさに痛恨。いよいよフル回転してもらおうとしていた矢先だったからだ。8月いっぱいは6連戦が続くが勝負どころの9月に入ると最初の3週は、5、5、4試合と日程が緩やかになる。さるチーム関係者がこう言う。

「原監督は以前から『中5日で回ると柱が5人。6人で回すと弱さを感じる人が出てくる』と先発5人の中5日制を提唱していた。日程が緩やかになる9月から、先発をマイコラス、菅野らの精鋭に絞り、登板間隔を中5日を基本線に回ってもらうはずでした」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし