タクシー代を「金メダル」で払った世界陸上ハンマー投げ選手

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 世界陸上(北京)で中国の新華社が、ある選手の赤っ恥を報じた。23日の男子ハンマー投げで金メダルを獲得し、13年モスクワに続いて大会2連覇を果たしたパベウ・ファイデク(26・ポーランド)だ。

 その日の夜はメダルをぶら下げながら、祝勝会で飲めや歌えやの大ハシャギ。良い気分でタクシーに乗ってホテルに戻ると、酔ったファイデク、なんと「カネはこれで払うぜ!」と運転手に金メダルを押し付けて降りてしまったのだ。

 その時の記憶が抜け落ちていたのか、しばし後に「オレのメダルがない!」と大騒ぎ。186センチ、128キロの巨体を右往左往させ、警察に紛失届を出していた。

 幸いにもメダルは運転手の手元にあり、無事に返還。とはいえ、ファイデクは国から大目玉を食うだろうし、今後も「タクシー代を金メダルで払った男」として名が残るに違いない。

 それにしても驚くべきは、治安の悪い中国で紛失した金メダルが出てきたこと。「その金メダル、歯形があるんじゃないの? かじってみてメッキだと気付いたから返したんじゃないの」とは現地の声だ。

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