10.8シリア戦で黒星なら現実味 ハリル監督に「11月解任説」

公開日: 更新日:

 今月8日のロシアW杯アジア2次予選の対アフガニスタン(FIFAランク130位)戦で、ようやく「6-0」で快勝したサッカー日本代表(同58位)。

 3月に代表監督に就任したハリルホジッチ監督(63)は、「希望していたとおり大差で勝ってくれた」と満面の笑みを浮かべたが、世界ランク3桁の格下相手の大勝では喜べない。

 2次予選初戦のシンガポール(同157位)戦は、ホームで0-0の引き分け。続くカンボジア(同180位)戦も3-0の「辛勝」だった。海外組の本田、長友、香川らを招集してアジアの格下相手に3戦2勝1分けでは、スペインリーグの八百長疑惑で解任されたアギーレ前監督の手腕(10戦6勝2敗2分け)より劣るのは否めない。

 その結果、浮上するのが「ハリル11月解任説」である。

 日本代表は10月に敵地シリア戦(中立地のオマーン)とイラン戦(親善試合)、11月にも敵地で2連戦(対シンガポール、カンボジア)を控える。シンガポール、カンボジア戦の「大勝」は最低条件も、同組最大のライバルであるシリアに負ければ、日本の2次予選1位突破の可能性は低い。こうなればサッカー協会も世論も指揮官の更迭論が高まる。

 アフガニスタン戦では左のサイドアタッカーだった原口を試合途中に右SBに変更させるなどの不可解な起用法に、協会内部からも不満の声が上がる。年末にはアギーレと同じ道をたどっている可能性は高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?