圧勝も評価上がらず ハリル監督に“ピッチ外の不安”指摘の声

公開日: 更新日:

 ロシアW杯アジア2次予選初のアウェーとなったアフガニスタン戦は、前半10分、MF香川の先制点が決まり、35分にDF森重がチーム2点目を押し込んだ時点で勝負あった。後半に4点を加えて6―0。予選の通算成績を2勝1分け(得点9・失点0)とした。

 ハリルホジッチ監督は試合後、「希望していた通りに選手たちが大差で勝ってくれた。引いた相手で難しい試合だったが、本当によくやってくれた」と笑みを浮かべながらコメントしたが、圧勝は選手の好パフォーマンスによるところが大きく、指揮官の手腕ではなかった。サッカージャーナリストの六川亨氏がこう言う。

「W杯2次予選レベルでモタついたのは、ハリルホジッチ監督が前線に縦パスを送って攻撃を展開していくことにこだわり、選手たちも忠実にやろうとし過ぎ、逆に攻守のリズムを崩してしまったから。この日は中央突破あり、サイド攻撃あり、ドリブル突破ありと攻撃も多彩でした。前線の選手も相手ゴール前で縦パスを待ち構えるのではなく、ペナルティーエリア内外を自在に動きながら攻撃を活性化させ、それが6得点につながったのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ