なでしこ佐々木監督続投も…契約更改がズレ込んだ理由

公開日: 更新日:

 日本サッカー協会(JFA)が14日、なでしこジャパンの佐々木則夫監督(57)と契約を更新したことを明らかにした。「12年ロンドン五輪、15年カナダW杯と続けてシルバーチャンピオン(銀メダル)に終わった。これをゴールドチャンピオン(金メダル)にしたいという気持ちが高ぶったので契約させていただいた」と佐々木監督はコメントした。

 しかし、額面通りには受け取れない。佐々木監督との前契約は、9月30日に満了している。契約更新する場合は通常、契約最終月中に「引き続き監督を務めます」と発表される。「JFA、佐々木監督ともに“契約を更新しない”可能性があった」とはマスコミ関係者。

「佐々木監督は07年12月に日本女子代表監督に就任。異例の長期政権なので来年2月下旬、大阪で開催される16年リオ五輪予選を見据え、人心を一新して臨むべきでは、という意見がJFAには根強かった。佐々木監督にしても、五輪予選で敗退して晩節を汚したくないという思いがあった。五輪アジア出場枠は2。W杯のアジア出場枠5と比べると厳しさはハンパじゃないですからね。あと佐々木監督に古巣のJ2大宮からオファーの打診があったようです。J2首位の大宮は来季のJ1復帰の手土産として、知名度抜群の佐々木監督を指揮官に据える意向を持っていた。佐々木監督も気持ちがぐらついたようです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因