仙台育英・世那は「剛速球投手」 “流しのブルペン捕手”が絶賛

公開日: 更新日:

 キャッチャーミット片手に全国を渡り歩いて、アマの有望投手のボールを自ら捕るという、唯一無二の取材を続ける安倍昌彦氏。22日に行われるドラフト会議を前に、注目投手との「格闘記」を語った。

 22日に行われるドラフトの「高校生模様」ははっきりとしていて、この夏の甲子園のスターたちが、指名上位を占めるのは間違いない。

 お願いしたいと考えていた高橋純平(県岐阜商)、小笠原慎之介(東海大相模)のピッチング捕球が夏以降の体調不十分のためにかなわなかったことが残念でならないが、去る15日に実際に球を受けて驚いたのが、今夏の甲子園準優勝投手・佐藤世那(仙台育英)だ。

 ヒジの故障が心配された甲子園では、予選とは打って変わってフル回転で準優勝に貢献した。その後行われた国際大会「U―18」でも投げまくり、投手陣の主戦格としてチームを支えた。

 世那のフォークか、フォークの世那か。

■跳ね上がる直球で親指がねじ曲がった

 彼の代名詞になっているのは「フォークボール」。甲子園、「U-18」で内外角に投げ分けて、フォークをこれほど自在に操れる高校生投手は、およそ30年の取材歴でも初めての存在だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗