ロイヤルズの王手防いだトロント主砲の“破格ボーナス”
ブルージェイズが長距離砲の本領発揮で一矢報いた。
ア・リーグ優勝決定戦第3戦は19日(日本時間20日)、ブルージェイズが11-8で勝ち、対戦成績を1勝2敗とした。
メジャーを代表する大型遊撃手のトロイ・トゥロウィツキー(31)が息を吹き返した。
1点を追う二回、相手の先発右腕クエトから左前打で出塁し、3点を奪う逆転の口火を切った。三回の第2打席は無死一、二塁からバックスクリーン横に叩き込むダメ押しの3ラン。この試合の前まで、今ポストシーズン26打数1安打と不調だったトゥロウィツキーの一発もあり、この回は一気に6点を追加して突き放した。
長らくロッキーズの主砲としてチームを引っ張り、07年にはルーキーながら攻守にわたる活躍で球団史上初のワールドシリーズ進出に貢献。13年には10年総額1億5775万ドル(約190億円)で契約を延長した。トゥロウィツキーは球団の期待通りの働きを見せ、ゴールドグラブ賞、シルバースラッガー賞(いずれも10、11年)のタイトルを獲得するなど、メジャーを代表する遊撃手に成長した。球団では大型契約が負担になったため、今年7月末にブルージェイズに放出した。