スイス室内欠場 錦織の今シーズン問われるマスターズ最終戦

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 世界ランク6位の錦織圭(25)が、26日に開幕するスイス・インドアを右肩痛で欠場することになった。大事をとって11月2日開幕のマスターズ・パリ大会に備えるという。

 錦織は、昨年に続き年間獲得ポイントの上位8人だけが出場できるツアー・ファイナル(11月15日~)を目指している。この大会はすでに上位6人の出場が確定。残り2枠を争うレースで7位につけている錦織は、マスターズ・パリ大会を欠場しない限り、「2年連続出場は濃厚」とみられている。

 だが、問題は今後だ。世界のトップ10にいる選手は、各大会で上位に進出することが多いため必然的に試合数が増える。今年の錦織はここまで17大会で48勝13敗。世界ランクトップのジョコビッチは14大会で72勝5敗。2位マレーは58勝11敗、3位フェデラーは51勝9敗だ。

 昨年も錦織は54勝14敗。70前後の試合数をこなし、しっかりポイントを稼がなければランキングの維持は厳しい。そのためには強靱な体力が求められる。

 今年3月には4位まで上げた世界ランクも今は6位。今季3勝しているものの優勝は8月のシティ・オープンが最後。ここにきての欠場も、ファンが抱く「尻すぼみ感」を強くした。休養後のマスターズ1000のパリ大会でモヤモヤを晴らせるか。

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