大胆な阿部とは対照的…G高橋新監督「慎重かつ臆病」の素顔

公開日: 更新日:

 球団関係者が苦笑いを浮かべてこう言った。

「さもありなん、という話です。大胆な阿部に対して由伸は慎重派。由伸はとことん準備をしないと気が済まないタイプで、こと野球に関してはそれがプラスに出た。スマートな天才打者というイメージがあるでしょうが、練習はとにかく泥くさい。若い頃から、春のキャンプでは1日1000スイングが当たり前。それも、最初から最後までフルスイングです。ホークスで王監督に徹底的に鍛えられた練習自慢の小久保(現侍ジャパン監督)ですら、04年に巨人に移籍してきた当初、『高橋由は毎日あんな練習をしてるの!?』と驚いたほどです」

 この日の会見で高橋由監督は、球団からの就任要請時に長嶋終身名誉監督から電話をもらい、「大変だろうがやりなさい」と背中を押されたエピソードを改めて披露すると、原辰徳前監督とソフトバンク王貞治会長、そしてニューヨークにいる1歳上の先輩である松井秀喜氏にも電話で報告したことを明かした。

 直接的な接点がなく、今は他球団のトップに立つ王会長にまで筋を通す。絵に描いたような優等生だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束