1億円の“ニンジン”も効果なく 女子マラソン暗黒時代の予兆

公開日: 更新日:

 レベルが低い戦いで誰が代表になっても、五輪は現地の空気を吸いに行くだけで終わる。企業などの陸上部を統括する日本実業団陸上競技連合は今年3月、マラソンの日本記録を更新すれば1億円の報奨金を出すと発表した。しかし、1億円のニンジンをぶら下げても、リオ五輪の切符をチラつかせても力がなければ記録は出ない。

 禁止薬物の使用はもちろん論外だが、同じことをやって結果が出ない以上、これまでの5倍の距離を走るとか、アフリカで3年以上練習を積むとか、皆が「え!?」と驚くような思い切った策を打ち出さなければ日本のマラソンに未来はない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑