父は転勤族…虎ドラ1高山を育てたのは“鬼軍曹”の母だった

公開日: 更新日:

「そういった苦しい状況を乗り越えたからこそ、ひと回りもふた回りも成長したと思います。親の前で涙を見せたのは中学3年生のシニア時代に1回戦で負けた時だけ。野球以外で泣いたのを見たことはありません。親から見ても気持ちが強く、決して弱音は吐かない。くよくよ考えず、気持ちの切り替えが早い。陰で努力はしているのでしょうが、決してそれを見せることなく、さらっと結果を出す。ここ一番に強い。決める時は決める。何か特別なものを持っているような気がします」

 明治大学野球部の善波達也監督が、こんなエピソードを明かす。

「2年の時、ティーバッティングを毎日やらせました。1年から試合に出て、成績が下がると、先輩たちから特別扱いされているという目で見られるかもしれない。レギュラーにふさわしい実力があり、練習もしていることを周囲に知らせるための親心でした。ところがつい最近、『今だから言いますが、自分、ずっといじめられていると思っていました』と言ったのです(笑い)。鈍感というか、『それはねぇだろう』と思いました(笑い)」


 金本監督は「将来のクリーンアップ候補」と期待を寄せる。阪神では掛布以来となる生え抜きの「左の4番」誕生なるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々