長谷川、森保両監督のCS好采配で「ハリル評」がまた悪化

公開日: 更新日:

 2日の第1戦、広島が1-2とリードされて迎えた後半アディショナルタイム。右サイドからのFKを相手ゴール前に放り込むのではなく、グラウンダーのボールで「左45度後方」に戻し、改めてクロスを入れた。ひと手間を加えることで虚を突かれたG大阪選手はマークを外してしまい、劇的ゴールが生まれた。森保監督の引き出しの多さのたまものだった。

 G大阪の長谷川監督は「奇をてらった采配ではなく、スタンダードな戦術が基本線ですが、相手の特徴を把握した上で誰を先発させるか、誰をベンチに置くか、どの局面での選手交代が効果的かなど、実戦的なゲームプランを立てるのがうまい」と前出の六川氏。

「浦和とのCS準決勝で長谷川監督は足の速いMF倉田、DF米倉をサブに回し、浦和の選手の足が止まる後半途中に投入してチームに勢いを注入した。エースFW宇佐美はJリーグ後期、疲労もあってパフォーマンスが低下したが、長谷川監督は主軸の自覚を持たせるためにもスタメン出場させ、しかしながらデキが悪いと後半早々にスパッと交代させるなど、メリハリの利いた采配はさすがです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも