ドジャースはしてやったり マエケン“格安年俸”に夫人の影

公開日: 更新日:

「日本のトップクラスの投手だからといって、メジャーでもエースを任される保証はありません。選手数が日本の倍以上のメジャーではダルや田中のように実力が抜きんでていない限り、ローテーションの軸を務めるのは難しい。メジャーでは各球団ともチーム一の高給取りはエースですが、2番手以降の先発投手がひしめいており、当然、年俸にも格差がある。エースの年俸が10億円なのにに対して、4、5番手は1000万円以下というチームも珍しくない。前田が先発4、5番手と評価された以上、提示された年俸が平均年俸(約4億6000万円)を下回る約3億8000万円なのは無理もありません」(アメリカ野球愛好会副代表の鈴村裕輔氏)

 野手も同様で、タイガース・カブレラ(年俸約34億円)のように本塁打を毎年20~30本放つ選手であれば、30億円以上の年俸を手にできる。しかし、10本台なら年俸は10分の1以下というケースもある。メジャーで毎年のようにドーピング違反者が出るのは、本塁打を10本増やすことによって、10倍近い年俸が得られるからだ。

 ここ数年、メジャー各球団の日本人選手を見る目はシビアだ。日本での実績を過大評価して大型契約を提示することはこれからもあり得ないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」