“想定外”の声も FIFA新会長インファンティーノ氏は何者?

公開日: 更新日:

 贈収賄スキャンダルに揺れているFIFA(国際サッカー連盟)の新しいリーダーが決まった。

 26日、スイスのFIFA本部で臨時総会が開かれ、UEFA(欧州サッカー連盟)のインファンティーノ事務局長(45)が、第9代FIFA会長に選ばれたのである。

 会長選に立候補したのは4人。1回目の投票で有効投票数(207)の3分の2以上を獲得した候補者はおらず、2回目の投票でインファンティーノ氏が過半数の115票を獲得。有力候補といわれたアジアサッカー連盟・サルマン会長は88票と伸び悩んだ。この結果について「想定外」という声は少なくない。

 54協会を擁するアフリカ連盟が、総会前に「アフリカは協会によって貧富の差が激しく、アジアと似た問題が多い。サルマン氏がアフリカの状況を改善してくれるに違いない」と明言。これにアジア連盟の46協会の票を加えると「インファンティーノ事務局長に勝ち目は薄い」(サッカー記者)ともっぱらだった。

「欧州に近い北アフリカの一部、中南米の票がインファンティーノ新会長に流れた」(前出の記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ