全試合で失点…巨人“開幕4連勝”で露呈したリリーフ陣不安

公開日: 更新日:

 昨季の巨人の1点差試合は30勝29敗。接戦での強さが消えたのは、このリリーフ陣の弱体化が原因だ。山口、マシソン、沢村の「勝利の方程式3人」は計16敗。高橋監督も尾花投手コーチも救援陣の整備を重要課題に挙げ、キャンプから再構築に着手したはずだった。

「尾花構想は、マシソンと山口、沢村の3人にプラスアルファを加えて4、5人を勝利の方程式に組み込むというものだった。信頼度が高いリリーフ投手が4、5人いれば、日替わり起用ができて、それぞれの負担が減る。候補は戸根、田原誠に宮国ら。でも、誰一人としてぱっとしない。宮国に至っては一軍にすらいない。抑えの沢村が開幕5試合で早くも3セーブとフル回転してるのもほかに信頼できる投手がいないからです」(チーム関係者)

 30日、開幕4連勝したことで「V率90%」とスポーツ紙は騒いだ。とはいえ、昨季弱点だった試合終盤が改善されず、今季に突入しているとしたら、高橋監督はとてもそんな気分になれないに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動