開幕から1カ月 プロ野球新監督6人の「通信簿」

公開日: 更新日:

巨人 高橋由伸

【采配】常に隣に寄り添い、コミュニケーションを取る村田真一ヘッドコーチが「手堅い野球をする」と例に挙げたのが、4月13日のヤクルト戦。2-0で迎えた四回無死二塁で8番の小林誠に犠打をさせた場面だ。

「2点リードしていたし、次は投手の菅野。(サインは)『右打ち』でもいいわけやろ。それでも送らせたのは、菅野が倒れて2死になっても監督の(1番)立岡への信頼度が高かったこと。それと走者を三塁に進めておけば、ワイルドピッチなどでも得点できる。結果的に菅野がタイムリーを打ってくれたけど、確率を考えた手堅い野球をするという印象やな」

 奇襲や奇策を好んだ原前監督とは対照的だ。

「そうかもな。今は監督の脇でいろいろ言っている。攻撃だけじゃなくて守備でも前進するとかしないとか、ベンチは常に選択しないといけない。最終的に決断するのは監督やけど、隣で提案できるようにしたいと思っている」

 経験豊富なコーチ陣が新監督を支える構図。「巨人には普通の野球をされるのが一番嫌」と他球団を困らせている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 8

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  4. 9

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  5. 10

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方