イチローに痛手 弟分ゴードン出場停止で「出番激減」必至

公開日: 更新日:

 ベテラン外野手の出場機会はますます減りそうだ。

 28日(日本時間29日)、昨季の首位打者ディー・ゴードン二塁手(28)がドーピング違反で80試合の出場停止処分を受けたマーリンズ。イチローの弟分でもあるゴードンの穴埋めに外野手のコール・ギレスピー(31=右投げ右打ち)を昇格させた。これでマーリンズの外野陣は5人になった。マッティングリー監督は当面、二塁を控え内野手2人で賄う方針で、イチローの出番が減るのは必至だ。

 ギレスピーは昨季途中にメジャーに昇格し、67試合で145打数42安打の打率2割9分、2本塁打、16打点とまずまずの結果を残した。出場機会が限られながら、得点圏打率3割8分2厘と勝負強さを発揮。得点圏打率2割7厘と好機で凡退が目立ったイチローよりもチームへの貢献度は高かった。

 今季のオープン戦は最後までプレーし、開幕直前にマイナー降格を告げられた。ここまで主に代打で起用されているイチローはギレスピーにその座を奪われかねない。残り57と迫っているメジャー通算3000安打達成は大幅にずれ込む可能性もある。

 イチローは29日(日本時間30日)、ブルワーズ戦に「1番・右翼」で出場。史上8人目の2900安打&500盗塁を達成した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー