小笠原がオコエが…高卒外れ1位の躍動に他球団ほぞをかむ

公開日: 更新日:

 小笠原は昨夏の甲子園優勝投手であり、オコエは驚異的な脚力で夏のベスト4進出に貢献。ともにドラフト1位候補といわれたが、同じ高校生のソフトバンク高橋純平(県岐阜商)が4球団、ロッテの平沢大河(仙台育英)が2球団の競合となった一方、2人は外れ1位で指名された。

「小笠原は肘に遊離軟骨を抱え、オコエは打撃を不安視する声があった。育成に時間がかかるという判断に加え、大学、社会人の即戦力が欲しい球団も多かったことが外れ1位だった要因」と、在京球団のスカウトは言うのだが、今のところルーキーで目立った活躍をしているのは、DeNAの今永(駒大)と楽天の茂木(早大)くらいである。

 大学、社会人出身の1位選手が壁にブチ当たる中で、少なくとも開幕からわずか2カ月で、一軍で才能の片鱗を見せた高卒の外れ1位ルーキー。しかもある程度完成されている即戦力と違って、まだまだ伸びしろがある。指名を見送った大半の球団は今ごろ、ほぞをかんでいることだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動