初黒星の燕ドラ1原に沢村賞OBが“シュートの使い方”助言

公開日: 更新日:

「最後のあの場面、あの1球で台無しにしてしまった……」

 こう言って悔しさをにじませたのは、ヤクルトドラフト1位・原樹理(22=東洋大)。3日の中日戦に先発して六回まで1失点に抑えたが、七回に落とし穴が待っていた。2-1で迎えた2死一塁で桂に逆転2ランを被弾。抜けたカットボールを打たれ、プロ初勝利はお預けとなった。

「受け身にならず、よく攻めていた。いい勉強をしたと思う」と高津投手コーチは、武器であるシュートで右打者の内角を突き、中日打線に立ち向かった姿勢を評価。七回3失点は上々の結果だが、「1球の重み」を痛感した。

 そんな新人の投球をネット裏から見つめていたのが98年に最多勝、沢村賞を獲得した元エースでヤクルトOBの川崎憲次郎氏(45)。この日、始球式に登場した川崎氏は原と同じくシュートを武器に通算88勝を挙げた。

「まだ新人。今は打たれないことに必死だと思う。ボク自身も投球スタイルを確立するのに10年かかった……」と前置きしつつ、こう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾