オンドル謝罪で謹慎解除も 球界に“助っ人管理”という課題

公開日: 更新日:

 29日、謹慎処分となっていたヤクルトのオンドルセク(31)が球団事務所で小川SDらに謝罪。謹慎を解かれ、30日から二軍練習に参加する。

 オンドルは26日の中日戦、3点リードの場面で登板して3失点。降板後に首脳陣に反抗的な態度を取った。真中監督はグラウンドから退場させ、謹慎とした。打たれてベンチで暴れるならまだしも、今回は度が過ぎた。

 オンドルは今季で2年目。1年目は謙虚にプレーしても、日本で結果を残すと増長する助っ人は過去にもいた。典型例は昨年まで阪神に在籍していたマートンだ。1年目にいきなり214安打でシーズン最多安打を更新したが、2年目、3年目にはコーチやチームメート、審判に暴言を吐くなど首脳陣は手を焼いた。

 こうした助っ人には、いかなる対応をすべきか。ヤクルト、西武で監督を務め、アメリカ野球にも造詣が深い広岡達朗氏は以前、こんなことを言っていた。

「米国人は相手が上司であっても何かと偉そうに言うもの。それを聞いてカッとするのが日本人。でも、『俺は権限のある監督だ。これは命令だ!』とキッパリ指示すれば、選手も『イエッサー』と言う。言うことを聞かなければクビにすればいい。『働いてください』と頭を下げるようなことをするからツケ上がるんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  3. 3

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」

  5. 10

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも