オンドル謝罪で謹慎解除も 球界に“助っ人管理”という課題

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■首脳陣は毅然とした態度を取るべき

 米球界に詳しいスポーツライターの友成那智氏も広岡氏の意見に同調し、こう語った。

「米球界の中には、感情をコントロールできない選手は多い。メジャーともなると、選手が監督とベンチで口論したり、若くても実績があれば多少、乱暴なことをやっても大目に見てもらえる環境はある。監督に歯向かったからといってクビにはなりません。オンドルはメジャーでも実績がある。阪神のマートンもそうだった。メジャーである程度の実績がある助っ人はこういった態度を取るケースもある。日本の首脳陣は毅然とした態度を取ることです」

 また友成氏はこうも言う。

「13人を抱える巨人をはじめ、最近は多くの助っ人選手と契約する球団が増えている。技術だけでなく日本の野球文化なども指導できる『アジャストメントコーチ』のような指導者を置いてもいい。阪神のオマリー・コーチがいい例です。日米で実績のある助っ人で、14年に打撃コーチ補佐になってからは、問題児だったマートンにも変化が見られ、同年には首位打者を獲得しました」

 助っ人をコントロールする術も必要不可欠だ。

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