楽天ウィーラー交流戦で爆発 外国人がセに行きたがるワケ

公開日: 更新日:

「パの助っ人連中は大張り切りですよ」

 パ球団の関係者がこう言った。

 17日のDeNA戦で、楽天のウィーラーが3試合連続となる13号2ランを放った。交流戦の16試合だけで実に6本の荒稼ぎである。

 セ・パの対戦成績はパが52勝41敗と圧倒。パに在籍する助っ人たちは、レベルの低いセ相手に、レギュラーシーズンよりも軒並み好成績を挙げている。

 ロッテのデスパイネは12球団2位の打率・393。日本ハムのレアードも打率.327、3本塁打、10打点。西武のメヒアは打率こそ2割台前半だが、交流戦2位タイの6本塁打を放つ。

 それだけに、パの助っ人の中にはレベルの低いセでのプレーを希望する選手が少なくないという。

 今季、ロッテから巨人に移籍したクルーズはかねて「東京ドームが本拠地なら30発は打てる」と嘯いたという。日本で活躍した助っ人野手はかつて、こう語っていた。

「パはDHがあるけど、ある程度守れるならセだよ。東京ドーム、神宮、横浜と狭い球場が多いし、サラリーに関しても、ソフトバンクは別格としても、ジャイアンツ、タイガース、みんなお金持ち。面倒見がいい球団も多い。大都会に集中しているから住環境も最高だしね」

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