復帰後もマスクかぶらず…G阿部の捕手復帰は“消滅”なのか

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 阿部は昨年、原前監督に「強い決意をもってのコンバート。捕手に戻ることは99%ない」と一塁に回されながら、開幕7試合目にしてマスクをかぶらされた。その結果、ファウルチップを顔面に受けて、持病の首痛が悪化。今年の右肩痛はその後遺症だと見る向きもある。だとすれば、なおのこと今季中の捕手復帰は無理。いや、捕手引退すら視野に入れなければならないだろう。

 他球団は阿部の捕手復帰を警戒していた。昨年まで、ライバル中日でバッテリーコーチを務めていた評論家の達川光男氏は、「昨年も阿部がマスクをかぶった試合は明らかに巨人の試合のリズムが良くなった。中日の選手も口々に『やっぱり阿部さんは、うまいし(テンポが)速い』と言うとった。巨人の投手にはもちろん、本人の打撃にもプラスになるはずよ」と話していた。

 巨人と首位広島のゲーム差は10。捕手阿部という切り札を失った巨人にとって、広島の背中はますます遠くなる。

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