錦織が全米8強進出 高速サーブ“解禁”でマリーに挑む

公開日: 更新日:

 大舞台で2年ぶりの決勝進出を目指す男子テニス錦織圭(26)が苦しみながら8強進出を決めた。

 5日(日本時間6日)の全米オープンテニス男子シングルス4回戦で世界ランキング7位で第6シードの錦織が同23位で第21シードのイボ・カロビッチ(37=クロアチア)をセットカウント3-0で下し、2年ぶりの8強入りを決めた。準々決勝では第2シードのアンディ・マリー(29=英国)と対戦する。

 錦織は男子テニスで最長身(210センチ)選手である相手の強烈なサーブにてこずりながらも第1、第2セットは早々とブレークに成功。試合後「リターンが良かった、いい集中力で戦えた」と振り返った通り、コースを読んで対抗した。最終第3セットは第10ゲームでブレークされるピンチにも、3度のジュースの末にキープして粘る相手を振り切った。

 錦織は16強入りを決めた際、「格上選手に勝つには、そろそろギアを上げていきたい」と語った。

 7月の全英(ウィンブルドン)4回戦を脇腹痛で途中棄権したが、五輪直前のロジャーズ杯(トロントで行われたマスターズ1000)はジョコビッチに敗れたとはいえ、決勝まで勝ち進んだ。第4シードで臨んだリオ五輪は、3位決定戦で第3シードのナダル(30)に勝ち、日本勢96年ぶりのメダルを手にした。7月に痛めた脇腹は完治していなくても、結果はついてきた。現地の米国人記者がこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動