大関300勝も横綱遠く 稀勢の里がたどる“第二の魁皇”への道

公開日: 更新日:

 名誉な記録とは言えないだろう。大関稀勢の里(30)が9月場所6日目に、節目の記録を達成した。

 相手は全敗の平幕正代。無難な相撲で4勝目を挙げると、これが大関通算300勝目(126敗)となったのだ。

 稀勢の里は報道陣に記録について聞かれると、「いいことか悪いことか分からない」と困惑。それもそのはず、12年初場所で大関に昇進した時は「最も横綱に近い日本人力士」と言われながら、すっかり現在の地位に定着してしまった。昇進当初は25歳だったのが、今や30歳。肉体的には下り坂に差しかかっている。

 大関として29場所目となった今場所は、3場所連続、通算5回目の綱取り場所。にもかかわらず、初日に隠岐の海、3日目は栃ノ心と、平幕相手に2敗した。内容も腰高の相撲で決して良いとは言えない。横綱白鵬が休場していてもコレなのだから、到底上を目指すのは無理だ。

 だからだろう、角界では「横綱は無理でも、いずれは魁皇のようにはなれるんじゃないか」という声も少なくない。魁皇(44=現浅香山親方)は2000年9月場所から大関を務め、11年7月場所で引退するまで、その地位を守った。大関在位65場所は千代大海(現九重親方)と並んで、歴代1位タイ。同524勝(328敗、119休)は単独トップだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?