ハリル監督を悩ませる 欧州組の低迷と手倉森コーチの再任

公開日: 更新日:

 さしずめ「ハリル心と秋の空」といったところか。10月のロシアW杯最終予選(6日・イラク戦、11日・オーストラリア戦)に向け、日本代表のハリルホジッチ監督は誰を代表に呼び、誰を主軸に据えるべきか、変わりやすい秋の空模様のように気持ちが千々に乱れているという。というのも、日本代表の骨子として全幅の信頼を寄せていた欧州組が、所属クラブで出場機会を失っているからである。

 たとえば日本代表の大黒柱・ミランMF本田圭佑(30)。今季セリエAで「4試合連続ベンチスタート」「試合出場は後半途中から1試合」。ドルトムントMF香川真司(27)、レスターFW岡崎慎司(30)も先発組から外れ、今季ゴールを決めているセルビアMF清武弘嗣(26)、マインツFW武藤嘉紀(24)にしても、レギュラー組にはカウントされていない。

 どんなに欧州で実績を残した選手でも、出場時間が少ないと試合勘が鈍り、どうしても試合でポカミスを犯してしまう。

 その典型例が、W杯最終予選タイ戦(6日=バンコク)での本田の大チョンボである。左サイドからFW浅野拓磨(21)が相手ゴール前に絶妙クロスを放り込み、フリーで待ち受けた本田がシュート態勢に入った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保Jは海外からどう見られているのか…W杯のライバル国、ブックメーカーによる意外な評価

  2. 2

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  3. 3

    FIFA会長がトランプ大統領に贈った「平和賞」は両者の癒着の象徴…元FIFA職員が史上最悪のW杯抽選会を一刀両断

  4. 4

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  5. 5

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  1. 6

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  2. 7

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  3. 8

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

  4. 9

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  5. 10

    元日本代表DF冨安健洋がアヤックスと契約合意報道…森保Jに朗報も「ガラスの肉体」の期待と不安

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった