動物やバンドも動員 カブス・マドン監督の“選手操縦術”

公開日: 更新日:

 ワールドシリーズでインディアンスを下し、108年ぶりの世界一を達成したカブス。古豪復活は指揮官の手腕抜きに語れない。

 ジョー・マドン監督(62)は過去3度、最優秀監督賞を受賞。レイズ時代に2度(08、11年)、3度目の昨15年は地区3位ながらプレーオフに進出、リーグ優勝決定戦まで駒を進めた点が評価された。

 メジャーを代表する知将で、型にはまらない采配や選手起用をすることで知られる。08年には4点リードの九回2死満塁で強打者を敬遠、1点を失いながら逃げ切ったことも。外野を4人で守らせたり、逆に内野手を増やしたりするケースもある。ア・リーグのお荷物球団だったレイズを2度地区優勝させ、08年はワールドシリーズに導いた。

 手腕はグラウンド外でも発揮されている。選手をいかに気分よくプレーさせるかを絶えず考えているそうだ。

■スタッフに心理学の専門家

 クラブハウスのムードが停滞気味だと感じたときは、オウムやペンギン、ヘビを運び込ませて選手の気持ちを和ませたことも。DJやラテン系バンドをクラブハウスに招いてミニコンサートを開いたりもする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは