マー君にも痛手…ヤンキース同僚のWBCドミニカ代表入り
WBC(3月開幕)の各国の代表選手が明らかになってきた。
連覇を狙うドミニカ共和国はドリームチームを編成した前回に引き続いて豪華布陣。MLB公式サイトによれば、投手はカージナルスの右腕マルティネス(昨季16勝9敗)、レイズの右腕コロメ(同37セーブ)、野手では本塁打王の実績があるレンジャーズ・ベルトレ(04年)、ブルージェイズ・バティスタ(10、11年)、マリナーズ・クルーズ(14年)らが名を連ねた。
日本人選手が所属するチームから各国代表に選ばれる選手も少なくない。ダルのレンジャーズからは正捕手ルクロイ、イチローのマーリンズからは主砲スタントン外野手が米国代表で出場を表明している。
同僚のWBC出場で割を食いそうなのがヤンキース・田中将大(28)だ。一時、ドミニカ代表入りがささやかれた強打のサンチェス捕手は出場を見送ったものの、リリーフ右腕のベタンセスは同国代表入りを表明した。
ヤンキースのセットアッパーであるベタンセスは昨季は73試合に登板。昨季途中にカブスに移籍した守護神チャップマン(現ヤンキース)に代わってクローザーを務めるなど、登板過多の影響もあり、3勝6敗、防御率3・08と精彩を欠いたが、14年から3年連続100奪三振をマーク。メジャーを代表するセットアッパーの一人で、これまでも何度となく好リリーフで田中に白星をもたらした。