新ルールで7階級優勝も…日本柔道「東京五輪」への課題

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 柔道のグランドスラム(GS)・パリ大会最終日は12日、男女計7階級が行われ、男子は100キロ級で飯田健太郎(18=国士舘高)がGS初優勝。男子では他に100キロ超級を王子谷剛志(24)が、女子は70キロ級を新井千鶴(23)、同78キロ超級を朝比奈沙羅(20)が制した。

 これで今大会は男女合わせて計7階級で優勝。昨年のGS東京大会で3位に入った高3の飯田は得意の内股を中心に攻撃を仕掛け、準決勝まで一本勝ち。決勝ではリオ五輪銅メダルのマレ(フランス)に優勢勝ちした。飯田を筆頭に20年東京五輪出場を目指す若い世代が結果を残し世界選手権(8~9月=ブダペスト)代表の有力候補に名乗りを上げた。

 今大会は新ルール導入決定後、初のテストイベント。リオ五輪100キロ超級でテディ・リネール(27=フランス)が決勝で原沢久喜(22)から序盤に指導を奪って、そのまま逃げ切ったことが大きなきっかけとなり、国際柔道連盟(IJF)はルールを変更。技の判定は「有効」を廃止して「一本」と「技あり」のみとなった。男子の試合時間は女子に合わせて4分間に短縮された。今年の世界選手権から適用され、20年東京五輪から正式に採用される。

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