五郎丸にスタメンの好機 トゥーロンFBが薬物所持で逮捕
フランスラグビーのトゥーロンで出場機会(4試合)に恵まれない元日本代表FB五郎丸歩(31)が、ようやく日の目を見そうだ。
トゥーロンの正FBで元豪州代表FBのジェームズ・オコーナー(26)が先月25日深夜にパリ市内でコカイン所持の疑いで逮捕された。すでにチームは出場停止処分を科す方針を決めており、来週にはリーグからも正式な処分が下される。フランス国内ではラグビー選手の薬物使用が問題になっており、オコーナーにはリーグから永久追放など厳罰が科される見込みだ。
今季のトゥーロンはオコーナーを含めて4人の選手がプレースキッカーを務めているが、安定感はイマイチ。4人の成功率は7割にとどまっており、キックの精度が懸案事項だった。
トゥーロンの地元メディアなどによれば、オコーナーの後任候補として、五郎丸の名前も挙がっている。マイク・フォード・ヘッドコーチは15年W杯の4戦で19本のゴールを決めた正確なキックに期待しているという。
今季のトゥーロンはここまで9勝8敗1分けで、プレーオフ進出圏内の6位以内をキープしている(18節終了時)。4日(日本時間5日)のブライブ戦を含めて今季残り8戦。トゥーロンの浮沈は五郎丸のキックにもかかっている。