ガルシアがメジャー74大会目で初V スペイン勢3人目の快挙

公開日: 更新日:

 劣勢のガルシアはプロ転向した99年からメジャー73戦して2位4回も、まだ無冠。「今回もここまでか……」と誰もが思ったが、14番バーディーで息を吹き返す。

 15番はドライバーで330ヤード飛ばし、192ヤードの第2打はピンに当たり4メートルのイーグルチャンス。このパットを沈めて9アンダーとし、ローズを逆転。それを見たローズも1メートルのバーディーパットを入れ返す。

 くしくもこの日は母国の名手、セベ・バレステロス(故人)の60回目の誕生日。

 80年に史上最年少の23歳で、しかも欧州選手として初めてマスターズに優勝したセベは、後継者といわれたオラサバルが94年に優勝した際、最終日にアドバイスの手紙をロッカールームに置いていた。この時の優勝スコアも9アンダー。セベは天国からガルシアの背中を終始押し続けていたはずだ。

▽ガルシアの話「これまでのメジャーの中で最も落ち着いていた。ボギーを出してもポジティブでいられた。セベの誕生日に勝てたのはすごいこと。これでセベとオラサバルと肩を並べることができた」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々