米5球団が熱視線も…西武・菊池に制球力とメンタルの課題

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 上限20億円には、まだまだ足りない。

 西武菊池雄星(25)が14日のロッテ戦に先発。7回2失点で勝ち負けはつかなかった。

 菊池は今季と来季、2年連続で2ケタ勝利を挙げれば入札制度によるメジャー移籍を容認されるといわれている。注目度が増す左腕に対し、この日はメジャー5球団のスカウトがネット裏で視察した。仮に菊池が2年連続2ケタ勝利をクリアしたとして、メジャーで通用する力があるのか。

■要所の制球力に課題

 視察したナ・リーグのあるスカウトは「150キロを投げられる左腕は貴重な存在ですが……」と、こう言う。

「今の菊池は手放しでは褒められない。何より足りないのは低めの制球力です。直球だけでなく、カーブも高めに浮く傾向がある。あれではメジャーの強打者の餌食になりかねない。田中(ヤンキース)や岩隈(マリナーズ)は低めの制球が優れているから活躍できている」

■勝負どころで踏ん張れない

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