元王者も酷評 井岡一翔は“しょっぱい試合”が止まらない

公開日: 更新日:

 ボクシングのWBAフライ級王者・井岡一翔(28)が防衛に成功した翌日の24日、日刊ゲンダイ編集部にボクシングファンから一本の電話があった。

「昨日の試合は見ていてフラストレーションがたまった。今日のゲンダイさんの記事を読んでスッキリしましたよ」

 井岡は格下のシットプラサート相手に、見せ場のない慎重なボクシングで判定勝利。本紙は「記録には残っても記憶には残らないボクサー」と指摘したが、同じ感想を抱いた者はボクシング関係者にも多い。

 セレス小林氏や長谷川穂積氏らは評論家を務めるスポーツ紙で、慎重すぎるボクシングやマッチメークなどに苦言を呈している。負けたシットプラサートでさえ試合後は「井岡は超一流ではない」と散々だ。

 しかし、強い相手を避け、くみしやすい相手を選ぶ井岡陣営の「亀田ロード」は、もはや止められない。

 今後はWBO世界フライ級王者のゾウ・シミンとの統一戦が濃厚といわれているが、相手は36歳。北京、ロンドン五輪金メダリストといってもプロ10戦でKOはたったの2回だ。スポーツライターの織田淳太郎氏は「私も5ラウンドでテレビを消しました」と、こう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?