笑うのは日本の2球団のみ 新ポスティング制度“真の狙い”

公開日: 更新日:

 前出の関係者が言う。

「入札金の上限が下がれば下がるほど、日本の球団はウマみがなくなり、移籍容認を渋るようになるだろう。今オフに入札制度を利用する可能性がある大谷(日本ハム)は球団が移籍を認める方針を変えていないが、筒香(DeNA)、菊池雄(西武)、菊池涼(広島)ら入札制度での移籍を視野に入れる選手は結構いる。自由競争が認められる可能性はないから、海外FA権(9年)を取るまで待つしかなくなる。旬が過ぎてタイミングを逃す選手も出てくるかもしれない。そうなると、巨人ソフトバンクにとっては追い風だ。そもそもポスティングを認めていないし、資金力もある。国内FA権を取得した時点で、好条件を出してオファーすることができる。過去にそうして獲得した例があったからね」

 海の向こうに夢を抱く選手はたまらない。

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