4試合連続完封ならず 菅野の投球を城之内氏はどう見たか

公開日: 更新日:

 実際、2点を先制された初回は、投じた21球のうち真っすぐは6球。追加点を奪われた三回も、20球を投げて直球はたったの3球だった。

 そういえば、米国と戦った先のWBC準決勝を前に、菅野は侍ジャパンの権藤博投手コーチからこんなアドバイスを受けている。

「真っすぐで押せ。スライダーには頼るな。内角にグイグイいけ」

 これが奏功して菅野は米国の強力打線を6回3安打1失点。試合後、権藤コーチは「この投球が今季、おまえが目指すべき方向だ」と言ったそうだが、裏を返せば、変化球に頼るときの菅野は危ない、ということだ。

 菅野の伯父でもある巨人原辰徳前監督が、繰り返し「ストレートを磨け」「テクニック、小技に頼るな」「力投派、速球派を目指せ」と言っていたのも、そんな傾向を懸念してのことだった。

■「四球はOKという割り切りが大事」

 菅野が挑んだ「4試合連続完封」を65年に達成した、「エースのジョー」こと巨人OBの城之内邦雄氏はどう見たか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず