先発陣でひとり3連敗…巨人・内海は由伸監督から“引導”か

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 巨人内海哲也(35)が試合を壊した。

 7日の中日戦。二回にゲレーロに3ランを打たれると、四回にはビシエドのソロ本塁打などで2点を失う。この回には、プロ14年目で初のボークを犯すなど4回5失点でKOされ、「あり得ないミス。全てに迷惑をかけた」と反省。高橋由伸監督は「打たれることは仕方ないが、それ以外の部分がもうひとつだった」とクビをかしげ、尾花投手コーチも「らしくない」とムッツリだった。

 先発投手陣は揃って好調だ。菅野とマイコラスは4勝、田口と大竹は3勝。ローテーションの中では内海だけが1勝3敗、防御率5.54と蚊帳の外である。

「過去の実績と選手のプライドを尊重するタイプの由伸監督は、就任時に期待する投手として菅野と内海の新旧のエースの名前を挙げた。『横一線』を強調していた原前監督とは違い、現監督は『これまでの積み重ねがあるかないか。当然、横一線ではない』という方針。功労者でもある内海は特別扱いされていた。しかし、4月12日の広島戦で新井とエルドレッドにそれぞれ2打席連続被弾し、由伸監督は『内海? いいわけない。あれだけ打たれたんだから』と珍しくキレて翌日に登録を抹消。特別視しても、こうと決めたらドライな采配に徹する。外国人を補強したからと、昨季3割をマークした村田を開幕からベンチに座らせ、不振の長野もしばらくスタメンから外していた。見限ったらスパッとやる人だけに、内海も危ないかもしれない」(チーム関係者)

 内海はこれで自身3連敗。11、12年の最多勝投手だが、セ・リーグのある野手は「ここ数年の内海さんは、スライダーに以前のようなキレがない。曲がりが小さくなった」と衰えを指摘する。昨年末に行った胸の手術の影響もあるかもしれない。とはいえ、もう35歳。元エースの命は風前のともしびだ。

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