イラク戦ドローで露呈 ハリル日本vs豪州戦に“3つの不安”

公開日: 更新日:

「もともとハリルホジッチ監督がやろうとしているサッカーは、早い時間帯に先制した後、相手に“あえて”ボールを持たせ、なるべく高い位置で奪ってから一気のショートカウンターで得点を重ねる――というモノ。この日のイラク戦でも、この戦法を推し進めようと頑張ったが、いかんせんハリル日本には、追加点を奪うだけの成熟度が備わっていない。最終予選も残り2試合。日本の《勝負どころでゴールが決まらない》悪癖は、強豪2カ国との大一番に向けて不安材料です」(元サッカーダイジェスト誌編集長・六川亨氏)

 FW本田圭佑がイラク戦で5試合ぶりに先発したが、これもイラク戦を勝ち切れなかった要因のひとつ。元ワールドサッカーグラフィック誌編集長の中山淳氏が言う。

「イラク戦で本田を攻撃的右サイドとして先発させたハリルは、攻撃的右サイドで定位置を確保していたFW久保裕也を左サイドに、その左サイドを主戦場とするFW原口元気をトップ下に追いやり、このことで攻撃が機能しなかった。本田がチームの絶対的な存在として君臨していた時期は過ぎ去り、シリア戦でもボールのつなぎ役しかこなせなかった。もしオーストラリア戦に勝利したいのなら、本田はベンチスタートとすべきです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩