世界ランク22位ケプカがメジャー初V 米ツアーは戦国時代

公開日: 更新日:

【全米オープン】

 混戦を制したのは苦労人のB・ケプカ(27)だ。

 12アンダーで首位のB・ハーマン(30)に1打差でスタート。アウトはこの2人にT・フリートウッド、R・ファウラーらが絡んでの大混戦になった。バック9に入ると、6アンダー14位の松山(同4位)が猛追。松山は優勝の可能性を残す12アンダーでホールアウトしたが、ケプカが14番から3連続バーディーで16アンダーとし、松山、ハーマンに4打差をつけてメジャー初優勝を飾った。

 平均飛距離が約320ヤードのケプカは、米ツアーテストに落ちて、14年までは欧州ツアーでプレー。15年から米ツアーに参戦し2月の「ウェイストマネジメント・フェニックスオープン」で初勝利を挙げた。

 それにしても、開幕前にこのメンバーの優勝争いを誰が予想できたか。

 ケプカは世界ランク22位。ハーマンは同50位でフリートウッド(26)は33位だ。そこにファウラー(同9位)が絡み、6アンダー14位の松山(同4位)が14位から2位まで急浮上してこなければ、まったく地味なタイトル争いになった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」