“リンクス”全米OP2位に自信も 松山を待ち受ける英国の罠

公開日: 更新日:

 日本人のメジャー初優勝とはいかなかったが、松山英樹(25)の全米オープン2位タイは、青木功(74=日本ゴルフツアー機構会長)が、J・ニクラスと伝説の死闘を繰り広げた1980年大会(バルタスロールGC)以来の日本人メジャー最高位。

 優勝したB・ケプカ以外の上位陣が軒並みスコアを伸ばせなかった最終日にこの日のベストスコアとなる66をマークした松山は、来月20日に開幕する全英オープンに向け、「最終日は風の中でいいプレーができた」と手応えを口にし、「(全英前の)アイリッシュ・オープンで風や寒さ対策をして臨みたい」 と語る顔には自信がみなぎっていた。

 今年の全米オープンの会場となったエリンヒルズは、スコットランドのリンクスを模したゴルフ場。海岸沿いではないものの、コース内には樹木がほとんどなく、この時季には西南からの強い風が吹き、それでコースの難易度が上がる――はずだった。が、ピンフラッグがはためく強い風がコース内に舞ったのは最終日だけ。この日、60台のスコアを出したのは決勝に進んだ68人中8人のみという悪条件の中でベストスコアを出した松山は立派だったが、来月の全英の環境は言うまでもなく今大会のエリンヒルズの比ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ