悲願の初優勝から大関陥落…琴奨菊が自ら選んだ相撲道

公開日: 更新日:

 そんな大関だからこそ、輝きも一瞬だったのか。初優勝後に結婚、新妻を連れてイベントやテレビに出まくるなどはた目にもわかるハシャギっぷり。稽古をおろそかにしたのだから凋落も当然という見方もある。

 しかし、角界には擁護の声も少なくない。ある部屋関係者は「すべてわかった上で、浮かれるままに浮かれていた」と、こう続ける。

「頭から突っ込む低い立ち合いとがぶり任せの不器用な力士。ケガも年々悪化していった。2場所連続優勝で横綱昇進なんて無理、むちゃな話だということは本人が一番わかっていた。だからこそ、一生に一度の機会を楽しもうと思っていたのではないか」

 どこかで潔く引退するのか、それともブザマでも相撲を取り続けるのか。後者ならファンからの非難は避けられないが、いずれにせよ、琴奨菊自身が選ぶ相撲人生だ。

▽ことしょうぎく・かずひろ
●本名は菊次一弘
●1984年1月、福岡県柳川市出身
●180センチ、178キロ
●最高位は東大
●酒は一滴も飲めず。仕切りの際に上体を後ろに大きく反らす「琴バウアー」が名物

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  2. 2

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  3. 3

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  4. 4

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  5. 5

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学

  1. 6

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  2. 7

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  3. 8

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 9

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  5. 10

    黄川田こども担当相の“ポンコツ答弁”が炸裂! 立憲・蓮舫氏との質疑で審議が3回も中断する醜悪