悲願の初優勝から大関陥落…琴奨菊が自ら選んだ相撲道

公開日: 更新日:

 そんな大関だからこそ、輝きも一瞬だったのか。初優勝後に結婚、新妻を連れてイベントやテレビに出まくるなどはた目にもわかるハシャギっぷり。稽古をおろそかにしたのだから凋落も当然という見方もある。

 しかし、角界には擁護の声も少なくない。ある部屋関係者は「すべてわかった上で、浮かれるままに浮かれていた」と、こう続ける。

「頭から突っ込む低い立ち合いとがぶり任せの不器用な力士。ケガも年々悪化していった。2場所連続優勝で横綱昇進なんて無理、むちゃな話だということは本人が一番わかっていた。だからこそ、一生に一度の機会を楽しもうと思っていたのではないか」

 どこかで潔く引退するのか、それともブザマでも相撲を取り続けるのか。後者ならファンからの非難は避けられないが、いずれにせよ、琴奨菊自身が選ぶ相撲人生だ。

▽ことしょうぎく・かずひろ
●本名は菊次一弘
●1984年1月、福岡県柳川市出身
●180センチ、178キロ
●最高位は東大関
●酒は一滴も飲めず。仕切りの際に上体を後ろに大きく反らす「琴バウアー」が名物

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」