レンジャーズが印象操作 ダル“駆け込みトレード”の全真相

公開日: 更新日:

 7月26日、前回登板のマーリンズ戦は自己ワーストの10失点KO。その直後、米国人記者がツイッターで「マーリンズは投げる球種がわかっていた」とつぶやき、投球時のクセがバレていたことが原因だと指摘したが、「レンジャーズサイドの情報操作ではないか」とみるのは、西海岸の球団のあるスカウトだ。

「ダルは登板後、トレード話が原因でボコボコにされたとコメントしています。もちろん冗談でしょうけど、トレードで世間を騒がせていることが原因でダルが力を発揮できなかったとなれば、レンジャーズにとってマイナスイメージになりかねない。負の印象を打ち消すためにも、レンジャーズはクセの話をでっち上げたのではないか。ある人がマーリンズサイドに探りを入れたところ、選手はだれひとりとしてダルのクセを把握してなかったそうですから」

 要するに、レンジャーズはトレードによって選手をスポイルする球団というイメージをもたれたくないようなのだ。

 トレード成立後、レンジャーズのダニエルズGMは、「難しい決断だった。障害を乗り越える努力をしてくれたことに感謝している。米国の野球に順応し、高いパフォーマンスを見せてくれた」とコメントしながらも、オフの再契約については「そうなるかもしれないが、いまの時期にオフのプランを明確にすることはできない」と明言しなかった。

 結果としてダル放出に踏み切った事実は、果たして大谷獲得に影響するのかどうか。

 なお、ドジャースのロバーツ監督はダルの登板日程を発表。2日(日本時間3日)にブルペンで投球練習を行い、4日(同5日)のメッツ戦(ニューヨーク)に移籍後初登板する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景