一軍復帰近い阪神・藤浪は“グラウンド外”にも問題あり

公開日: 更新日:

 不調のため二軍で再調整を続けてきた阪神藤浪晋太郎(23)が、10日の二軍・広島戦に先発して5回4安打1失点で最速156キロをマーク。近日中にも一軍復帰する見通しとなった。

 チームは緊急事態に陥っている。今季11勝をマークしている大黒柱のメッセンジャーが、10日の巨人戦の守備の際に右足に打球を受け、11日に骨折が判明。今季絶望の可能性が浮上した。ローテ左腕の岩貞も8日の巨人戦で4回6失点とボロボロで、試合途中に強制帰阪を命じられ抹消されている。首位広島には大差をつけられ、4位巨人にも徐々に詰め寄られている。金本監督は藤浪の手を借りざるを得ない。

 今季の藤浪は課題の制球難が一向に改善されず、5月26日のDeNA戦(甲子園)で六回途中3失点と打ち込まれたのを最後に二軍降格。二軍戦でも危険球を投じている。ライバル球団の首脳は、「あれはイップスだろう。それで投手生命が終わったのを何人も見てきた。ブルペンや二軍では投げられても、一軍の試合は緊張感が違う」と言っている。

「グラウンド外にも問題がありそうです」とは阪神OB。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  2. 2

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  3. 3

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 4

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  5. 5

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  1. 6

    巨人入り乙坂智に横浜高時代の“とんでも伝説”…「何様のつもりだ!」元部長がブチ切れたことも

  2. 7

    藤浪晋太郎が描く「DeNA経由でメジャー復帰」の青写真と米球界再チャレンジの勝算

  3. 8

    佐々木朗希「8月下旬ローテ復帰」構想がドジャースの新たな火種…先発投手1人が弾き出されることに

  4. 9

    阿部巨人が“3Aクビ”元DeNA乙坂智を入団テストの大迷走…「いま必要?」SNSで飛び交うシラけた声

  5. 10

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  2. 2

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  3. 3

    英サッカー専門誌の韓国人元編集長に聞く「韓国から見た森保ジャパン」【東アジアE-1選手権連覇】

  4. 4

    “金星プレゼンター”横綱豊昇龍に必要な叔父の図太さ…朝青龍は巡業休んでサッカーしていた

  5. 5

    参院選で激戦の千葉選挙区で国民民主党“激ヤバ”女性議員を自民県連が刑事告発し泥仕合に

  1. 6

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  2. 7

    “トンデモ発言”連発の参政党が参院選終盤でメディア批判を展開する理由…さや候補も「マスコミはウソつき」

  3. 8

    参院選後に日本で始まる「国債売り」と金利上昇に市場ビクビク…トランプからは利上げ圧力の“二重苦”

  4. 9

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  5. 10

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か