メジャー初V逃す…松山英樹全米プロ最終日“失速”の原因

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【全米プロゴルフ 最終日】

 悲願のメジャータイトルが消えた松山英樹(25)の目は真っ赤だった。

 首位に1打差、6アンダーの2位タイでスタートした松山は5バーディー、6ボギーの72で回り、通算5アンダー、5位タイに終わった。優勝は松山と同組でプレーしたJ・トーマス(24)。通算8アンダーでメジャー優勝を成し遂げた。

 松山は前半で1つスコアを伸ばし、7アンダーで4選手が並ぶトップタイで折り返す。10番で7メートルのバーディーパットを沈めて8アンダー。通算8アンダーで単独トップに立った。

 ところが、この先に悲劇が待っていた。11番で1.5メートルのパーパットを外すと、12番はグリーン奥からのアプローチを「チャックリ」。13番もグリーンを外し、アプローチが寄らず3連続ボギー。これで意気消沈するかと思いきや、14、15番で取り返し、首位のトーマスに1打差まで迫るも、「グリーン・マイル」と呼ばれる難易度の高い上がり3ホールのわなに泣く。16番は第1打を右に曲げ、ラフからの第2打もグリーン左奥にこぼし、1.5メートルのパーパットはカップを半周して外へ。18番も第1打が左のクリークにつかまりボギー。この日は、1月のトーナメント・オブ・チャンピオンズ最終日で同じペアリングだったトーマスの「引き立て役」に終わった。

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