サウジ記者が見た日本代表 本田は“かつてのエース”の印象

公開日: 更新日:

「前半だけで退いたホンダ(FW本田圭佑=パチューカ)は『かつての日本のエース』という印象だね。今は状態が良くない。フィットするまで時間がかかりそう。オカザキ(FW岡崎慎司=レスター)は得点こそ取れなかったけど、今季プレミアリーグで2点を取っているだけあって動きは悪くなかった。知名度の高い海外組の中で一番良かったのは、ナガトモ(DF長友佑都=インテル)だ。よく走っていたし、ロシア(W杯)でも十分戦えるんじゃないかな」

■「W杯での成功は難しい」

 有名選手以上にインパクトを残した若手は「残念ながら皆無だった」とアリ記者が言う。

「背番号2(MF井手口陽介=G大阪)、背番号18(FW浅野拓磨=シュツットガルト)が(8月31日の)オーストラリア戦で得点した? 確かに良い選手だが、エースという印象ではない。日本はチーム全体がもう一段階、上へ行かないとW杯での成功は難しい」

 サウジに関しては「選手全員がアル・イテハドやアル・ヒラルといった国内(有力)クラブでプレーしている。我々にとっては代表選手が国内にいるのは良いことではあるが、選手個々のレベルアップという意味では難しいところがある。ロシアに向けてどう強化するか、が肝心になる」

 14年ブラジルW杯ではアジア出場4カ国すべてがグループ最下位に沈んだ。悪夢の再現を避けるべく、両国には飛躍へのさらなる努力が必要だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし